25卒就活の現状とは?自分のペースで地に足のついた就活をしよう

こんにちは!林元です。

本日は、新卒就活の実態について。
現役大学3年生、修士1年生の代である25卒就活の現状について紹介します!

9割以上の学生がインターンシップへ参加している!

大手就活サイト「キャリタス就活」を運営する、株式会社ディスコの調査によると、2024年1月上旬の調査で94.3%の25卒生が既に1社以上のインターンシップに参加しているというデータが出ました。

4年生になってから就活を始めよう、と考えている学生は、もはや絶滅危惧種に近いかもしれません(笑)。

気軽に参加できる1DAYインターンシップや、オンライン開催のインターン・説明会が増えてきた今、志望企業かはさておき、「とりあえず何か参加してみよう」「まず行動してみよう」と考える学生がほんとんど、ということになります。

約4人に1人が内定を持っている

上記と同じ調査にて、「内定を得た」と回答している学生は23.6%。

この調査に偏りがある可能性もありますが、昨年の同時期、同内容での24卒を対象とした調査では14.9%だったという結果から、企業の内定出しのタイミングが早期化しているということは確実に言えるでしょう。

夏のインターンシップから早期選考のルートに乗り、面談、座談会を経て12月までに最終選考を終えた、という流れが一般的です。

年々早期化する理由とは

そうは言っても、本来の採用活動は3月に解禁じゃないの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

経団連の推奨時期としては、説明会の開始や情報解禁を3月、選考の開始を(4年の)6月と定めていますが、これを守らなかったからといってお咎めがあるわけではありません。
企業側としては、こんなものをまともに守っていては、他社に良い学生をとられてしまいますから、いち早く動きたいものです。

ネームバリューのある大手企業のように、勝手に学生が集まってくる、志望度の高い学生を多く呼び込める会社でない限りは、遅い時期の採用にメリットは無いのです。

どうやって内定を貰っているのか?

じゃあ、一体どうやって早期選考を見つけたら良いのでしょうか?
ここでは、よくある2パターンを紹介します。

1.サマーインターン参加からの流れで選考ルートに乗る

8月~9月に開催される、サマーインターンシップ
ここに参加した学生には、次の案内をする企業も多々あります。

1DAYや3DAYSといったインターンシップの最後に、次なるイベントである座談会や面接練習、業界セミナーなどが紹介されます。
インターンシップの参加者全員に告知する場合もあれば、企業側の基準で合格となった学生だけに声がかかる場合もあります。
こういった形で次に進んでいくと、またその次の案内が来て、流れにのって面接が設定され、何度か足を運ぶ中で内定が出る、という流れ。

学生側としては、「とりあえず声をかけてもらったから進んでみよう」という軽い気持ちで選考へ行く場合も多いようです。

 

2.エージェントの活用で早期選考を紹介してもらう

エージェント、つまり人材紹介会社のサービスを利用して、企業を紹介してもらうパターンも、近年多くみられます。

この場合、紹介してもらえる企業の多くは採用活動に苦戦している会社。
(採用活動に苦戦している=ブラック企業、ということではありません!!)

マイナビやワンキャリアのようなナビサイトに掲載しても、不人気業界であったり、会社の規模が小さかったり、といった理由で学生を集められない企業の場合、エージェントを活用して採用活動を進める会社もあります。

エージェントに登録してきた学生に対して、スカウトを送ったり、キャリアアドバイザーが面談を通じて学生に企業を紹介したりすることで説明会参加を促し、そこから選考に至る、という流れ。

この場合、高い確率で内定を取る事ができますが、もともと志望している企業ではないため、入社には至らないケースも多くあります。
「まず一社内定をとって、自信をつけたい」という学生が多く利用している印象です。

 

結局、内定出しの時期が早まったところで、納得いく就活ができるかどうか、は別の話です。
第一志望の大手企業を受けてから就活を終了するのであれば、早期化によって、かえって就活にかかる時間は増えてしまっているという事実もあります。

同期が内定を貰っているからといって、焦る必要は全くありません。
いつ内定が出たとしても、入社するのは来年の4月1日。
入ってしまえば、同じスタートラインで勝負できます。

どうか企業側の都合に振り回されず、地に足のついた就活をしてくださいね!